はじめに
『元ワーキングマザーの女性「専業主婦前提社会」の実態に疑問』の記事を読んだ感想、意見を記載します。
新聞記者を辞めた後、会社員と女性活躍に関する発信活動、さらに大学院生と3足の草鞋を履きながらバリバリ働いてきた中野円佳さん。ところが2017年、夫の海外転勤により、思いがけず縁遠かった専業主婦生活にどっぷり浸かることに。そこから見えてきた「専業主婦」という存在、そして「専業主婦前提社会」の実態とそれへの疑問を問い掛けます。
著者について
中野さんは、バリバリ働いた後に専業主婦を経験したそうです。
『育休世代 VS.専業主婦前提社会』という連載をされています。
専業主婦と共働き。
その経験談が興味深かったので、つらつらと考えをまとめていくます。
専業主婦が忙しいということ
まず、私は専業主婦が暇だとはこれっぽっちも思っていません。
専業主婦になった経験がないから分からないのですが、もし私が専業主婦だったら、夫に「専業主婦だから、もっとちゃんとご飯作ってくれよ」とか言われてしまいそうです。
私自身、かなり家事は手抜きです。
掃除はロボットまかせ、洗濯は夫と一緒に。
私は共働きなので、半分以上夫に家事をやってもらってます。
夫も家事をする。海外ではそれが普通なんですよね。
家事を1人でやるなんて、考えたくもないです。
加えて、子どもはパワフルですよね。目を離すと何をするか分からない子たちと、家事に追われる生活って、とても忙しいですよね。
でも、現状、それは想像でしかないです。
世の中の旦那さんだって、全て想像しかできないはずです。
だから、旦那さんたちは「主婦なんだからもっとしっかりして」と言い、お嫁さんたちは、「こんなにやっているのにもっとやれってなんなの?もっと手伝ってよ」と言うことになるんですね。
加えて、どんどん男性の給料は下がっていき、勤め続けて入れば年収が上がる時代は終わり、共働きでないと家庭を維持できない状態になってきていますね。
もう、専業主婦が当たり前の、昔のままではいられないのです。
それでも、家事は女性がやるべきという風潮がありますね。
これは男性だけが思っているだけでなく、女性もそういう考えが根強いですよね。
専業主婦世帯と共働き世帯の数の逆転
少し驚いたのですが、共働き世帯の方が多くなっているんですね。まさに、逆転。
確かに、私の友人で専業主婦は少ないですね。
とはいえ、子どもを産んだ後、半分くらいは専業主婦になっているらしいとのことです。
余談ですが、私もちょうど結婚を考えていた時期に仕事を辞めたのですが、専業主婦になるから辞めると思われてたらしいです。
なんとなく納得はできますが、やはり結婚したら仕事を辞めるっていう認識は根強いですね。
最後に
中野さんからは、「共働き前提社会にしておく必要がないだろうか」という問題定義がされています。
「家事育児を誰か1人がつきっきりで見ることを前提にした社会を見直していくべき」という意見には、まるっと同意します。
家事育児は大変で、何もかもを1人で抱え込まなきゃいけないことが問題です。
仕事だって、男性が大黒柱となって、1人でこなしていかなければいけないのが、大変でしょう。
考え方は人それぞれですが、私はリスク分散ができる、共働きも当たり前の世の中になって欲しいと思います。