妊活をスタートしたばかりのみなさんの中には、タバコを吸っている人もいるかと思います。
はたして、妊娠している人は、タバコを吸っても問題ないのでしょうか?
目次
有害物質が含まれているタバコ
タバコには、4000種類の化学物質が含まれていて、その内の200種以上が有害物質です。
また、発がん物質も70種以上含まれているといわれています。
タバコの妊婦や胎児への影響
タバコをすうことによって、下記の影響が引き起こされると言われているようです。
- 早産
- 低出生体重児
- 死産
- 乳児死亡
タバコを吸うと、妊娠しにくくなるって本当?
喫煙によって、卵子の数や質が低下すると言われています。
喫煙している女性は、喫煙していない女性に比べて、妊娠するまでの期間が長くなってしまうという報告があります。
また、男性の場合も、喫煙者より妊娠しづらくなると言われています。
欧州泌尿器科学会誌「European urology」にて、米セントジョセフ大学のチームが、不妊治療の医療機関を受診した計5865人の精子を、喫煙習慣のある人とない人に分けて比較しました。
そこで、タバコの喫煙は、精子数の減少、精子の運動能力が低下をまねいていると、データから結論づけています。
受動喫煙の危険
受動喫煙は喫煙と同様の危険があると言われています。
受動喫煙とは、自分ではなく、他人のタバコの煙を吸ってしまうことです。
旦那さんが喫煙者の場合、特に妊娠中は禁煙してもらうように注意しましょう。
タバコは妊婦だけやめればいいよね?
タバコは、妊活中の女性、妊婦だけストップすれば問題ない、と考えている人も多いのではないでしょうか?
それは間違いです。
一緒に生活している旦那さんにも、できるだけタバコを控えてもらいましょう。
受動喫煙の危険があり、母子への、母親が喫煙するのと同じだけの悪い影響がでる可能性があります。
妊活中の方は、精子への影響から妊娠しづらくなってしまいます。
いつから禁煙すればいいの?
妊活をはじめた人は、禁煙しましょう!
ちなみに、妊娠前に禁煙した場合、子どもの出生体重は、タバコを吸ってない妊婦と同じレベルになります。
妊娠初期に吸っていても、妊娠3~4カ月までに禁煙すると、低体重児のリスクがタバコを吸っていない妊婦のレベルに近づきます。
早産、週産期死亡についても妊娠初期に禁煙すればリスクは下がるとされています。
とはいえ、妊娠しづらくなったり、赤ちゃんへの影響が怖いですよね。
そもそも止められないからタバコを吸っているのではないでしょうか?
妊娠したら、本当にタバコをストップできますか?
訓練の意味を込めて、早めに禁煙をはじめてみましょう。
結局、妊婦はタバコは吸ってもいいの?
タバコを吸っていると、お腹の赤ちゃんに影響を及ぼす可能性がありますので、吸ってはいけません。
やめようと思っても、なかなかやめられない人もいるでしょう。
禁煙は、早めにはじめましょう!