妊活をしている人の中には、「妊娠」を「妊活の目的」だと考えている人がいるかもしれません。
それは違います。
妊娠は、「妊活の目的のため」の「目標」です。
目次
妊活で目指すものとは
妊活でまず目指すのは、妊娠かもしれません。
妊娠するために、どういう身体を作れば良いのか、何をすれば妊娠するのか?
まずは、知識を身に着けて、実践するでしょう。
そして、いざ妊娠した時。
流産することを恐れる必要はないと思いますが、妊娠した後のことを考えずに行動して本当に問題ないですか?
流産の危険も逃れたとして、妊娠から、十月十日。
ようやっと、赤ちゃんが生まれました。
赤ちゃんが生まれて、それで終わりですか?
長い長い子育てが始まります。
妊活は、確かに妊娠するための知識を身につけ、身体を作ることを考えるものかもしれませんが、はたして妊娠した後のことを考えなくていいのでしょうか?
妊娠したら、何をするのか考えずに、どうやったら妊娠できるのか、ひたすら考え続けることが、心身ともに安定しているとは思えません。
妊婦のことを考えるとつらい人へ
妊活中に妊婦のことや、妊娠したらどうする、なんて考えるのがつらい人もいると思います。
そうであるなら、考えない方が良いのは間違いありません。
ストレスは心にも、体にもよくないです。不健康な身体は、妊娠も遠ざかってしまいますよね。
無理をしない。それが妊活ではもっとも大切だと思います。
妊活中に妊娠してからのことを考えたほうが良いとは思いますが、妊娠してから考え始めても遅くはありません。
手段、目的、目標の違い
前提として、手段は、目的や目標を達成するための道具です。
目標は、目的を果たすための具体的な目指すべきもののこと。
目的は、達成したいこと。
人間は、まず目的を達成するために、「①具体的な目標をたてます」。
そして、「②手段を使って目標を達成」していき、「③目的に到達します」。
妊活は手段であって目的でも目標でもない
妊活は手段
妊活は妊娠するための手段のひとつです。
とにかく妊活をしようと思うのは間違ってはいないですが、何のために妊活をするのか、今一度見直してみましょう。
妊娠は目的ではない
妊娠は、子どもを産み、育てるための目標のひとつです。
妊娠をしたら終わりではありません。何のために妊娠をしたいのか、考え直してみましょう。
通常であれば、妊娠するのは、子どもを産むためであり、血の繋がった子どもと一緒に過ごしていく生活を目的とするのではないでしょうか。
妊活、妊娠の目的とは?
一般的には、「血の繋がった子どもと一緒に過ごしていく生活を目的とする」のではないかと思いましたが、これは人それぞれです。
子どもが好きな人もいれば、そこまで子どもが欲しくない人もいるでしょう。
どうして子どもを産むのか、子どもと何をしたいのか。それが、目的です。
妊娠が目的になっている人は、一度なんで妊娠したいのか、考えてみましょう。
妊活の本当の目的は?
あなたが本当にしたいことは、なんでしょうか?
もし、血の繋がった我が子を手に抱きたいという目的があるのであれば、確かに不妊治療を含めて、妊娠するために色々考え、行動しなければいけないでしょう。
穏やかな生活をただ送りたいという目的で、子どもが欲しいのであれば、ゆっくり考えていけば良いでしょう。注意してほしいのは、1年以上妊娠しないのであれば、手段が間違っている可能性もありますので、病院に行きましょう。35歳以上の妊娠したい人も同様です。「本当に子どもを持つ」ことが必要なのか、「不妊で子どもを作るのが難しい人は養子ではダメなのか」を含めて考えていきましょう。
色々書きましたが、私の意見としては、子どもを持つことは諦めてほしくないと思いますし、幸せに生活できる親子が増えていけばいいと思います。
まとめ
妊活も妊娠も、子どもと出会い、一緒に過ごすための通過点でしかありません。
妊活をすれば、妊娠できる?
妊娠を絶対にしたい?
妊娠は絶対にできるという性質のものではありませんし、年齢や人によって、状況は異なってきます。
自分が「何のために妊娠したいのか」を一度考えてみてはいかがでしょうか。
理想論ではありますが、妊活や妊娠を目的としないで、日頃の生活を大事に楽しく過ごしていけると良いですね。