マタニティマークをつけていたのに、周りの反応が薄いんだけど……。
それはマタニティマークが目に入っていないか、そもそもマタニティマークを知らない可能性もあります。
マタニティマークの認知度について、まとめてみました。
マタニティマークって何?
妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするもの。
さらに、交通機関、職場、飲食店、その他の公共機関等が、その取組や呼びかけ文を付してポスターなどとして掲示し、妊産婦にやさしい環境づくりを推進するもの。
【厚生労働省のページより】
簡単に言うと、妊婦さんがつけるマークで、周囲が妊婦さんへの配慮をしやすくするためのものですね。
マタニティマークって、いつできたの?
認知度をきちんと考えるために、まずはマタニティマークがいつ生まれたのか知るべきですね。
マタニティマークは1999年に誕生し、個人での活動を経て、少しづつ活動が広まっていったようです。
電車などでよく見かけるデザインのマタニティマークは、2006年3月10日に誕生しました。こちらは国の活動によるものです。
マタニティマークの認知度は?
知っていた(小計) | 知っていた | 言葉だけは知っていた | 知らなかった | わからない |
53.6% | 45.6% | 8% | 45.7% | 0.7% |
【世論調査より】
平成26年度の世論調査の結果の一部です。
全体の約53%の人がマタニティマークを知っているようです。
逆に、約47%の人がマタニティマークを知らないことになります。
※「知っていた(小計)」は「知っていた」と「言葉だけは知っていた」の合わさったもの
認知度の男女差
性別 | 知っていた(小計) | 知っていた | 言葉だけは知っていた | 知らなかった | わからない |
男性 | 41.3 | 31.2 | 10.2 | 58 | 0.7 |
女性 | 63.8 | 57.6 | 6.2 | 35.6 | 0.7 |
【世論調査より】
やはり、男性より女性の認知度のほうが高いようです。
男性は40%くらいの人が言葉くらいは、マタニティマークについて知っているとの結果が出ています。
それにくらべて女性は60%弱です。
注目度は女性の方が高いのは、うなづけますね。
会社に通うために、よく電車を使っているサラリーマンも多いのに、意外と知らない人も多いのだな、という印象です。
とはいえ、そこまで大きな差ではないように思います。
認知度の年齢差
年齢 | 知っていた(小計) | 知っていた | 言葉だけは知っていた | 知らなかった | わからない |
20~29歳 | 72.4 | 66.4 | 6 | 26.9 | 0.7 |
30~39歳 | 75.9 | 68.7 | 7.2 | 24.1 | – |
40~49歳 | 63.2 | 56.9 | 6.2 | 36.8 | – |
50~59歳 | 55.8 | 44.5 | 11.3 | 43.5 | 0.7 |
60~69歳 | 44.3 | 38 | 6.3 | 55.4 | 0.2 |
70歳以上 | 33.7 | 23.9 | 9.8 | 64.1 | 2.2 |
【世論調査より】
20年ほど前にできたことを考えると、たしかに年が上の人ほど知らない率が増えるのは分かりますね!
30代の人の認知度は約76%!
60歳以上の人は、半数以上がマタニティマークを知らないようです。
活動を開始した年度を考えれば、無理もないように思います。
70歳以上の人は、おおよそ33%ですね。
もっと広まって、妊婦さんに優しい世の中になれば嬉しいですね。
まとめ
- マタニティマークは20年ほど前(現在2018年)から、個人の活動によって誕生したもの
- 女性の認知度のほうが高いが、そこまで大きな差はない
- 高齢の人ほど認知度は低くなる
- 70歳以上の方は、30%くらいしかマタニティマークを知らない
どんどん広まって、妊婦さんや赤ちゃんに優しい世の中になって欲しいものです。
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